トヨタと日産―自動車王国の暗闇 (講談社文庫)



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自動車産業とその発展に隠された問題の記録

 トヨタ自動車と日産自動車、この日本有数の自動車メーカーは一体どんな実像なのか。この本では、この2つの会社の実像をあちこちから記録しているので、どんな歴史を辿って今のようになったかが解る。

 確かにこの2社は、国内有数、そして世界でも有数の自動車メーカーとなった。しかしその陰に隠された問題は、規模に比例して大きいことがこの本で示されている。
 つまり、過酷なコンベア労働、相次ぐ労働災害、強引な合理化、そして悪質な人権無視・・・等々、あの「自動車絶望工場」で描写されていた様なことが、より強力に表現されていたのだ。

 勿論、この様な内容は実際にコンベア労働をしたことがある鎌田さんだからこそはっきり書けるのかも知れない。いずれにしても、自動車メーカーの実態は酷いものであることを、この本で改めて思い知らされてしまう。



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